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鉄道と町とコンベンションセンターといろいろ交渉しまして、そしてホッケークラブのオーナーと鉄道側で交渉しまして、より大きな鉄道博物館をもっと別の大きなところにつくることができないかというような交渉もしたわけです。そういったことはありました。
そして、トロントに関しましては3つの要素を重要視しております。最初に観光客を誘致するだけのものが十分なければならないこと。そして2つ目の点としまして、訪問客がそういったアトラクションを十分便利な形で楽しめるものでなければならない。ということは、インフラの整備も必要である。空港、道路、そしてストランジットのリンクも必要である。そしてまた、市民のための動線も確保しなければなりません。そして3つ目の点としましては、そういったアトラクションを十分プロモートすることによって常に利用がなされるようでなければいけないということであります。
トロント市民の観光客に対する姿勢というのはポジティブなものなわけですけれども、しかしながら、ウォーターフロントのビジョンとして我々が積極的に推し進めてきたところでは、かなり市民との協議というものも公聴会などを通じて、あるいはラウンドテーブルなどを通じて吸い上げてきたところがあります。これは福岡の例でもそうだと思うんですけれども、やはり観光客あるいは観光産業の導入というものを我々は非常に重要視しているということのあらわれであります。
赤塚次の質問は、もう少し具体的で、ダーリングハーバーに対しての質問です。質問票の1を御参照ください。
「ダーリングハーバーへの訪問者、利用者の構成の現状と、将来に向けての訪問客の誘致の組織化による活性化の視点から見ると、どのような開発の方向を目指しているのでしょうか。例えば、都市のウォーターフロントの居住性を上げるとか、ビジネスの発展とか、あるいは既存のダウンタウンとの連携などの視点についてお話ししていただけたら」。
タルティー現在のところ平均では年間で1,400万人ぐらいであります。そして60%が地元、40%が訪問者ということで、これは各州からと海外からということであります。そして、現在のところとしましては大体週末に人がよく集まる、また祝日に集まるということであります。月曜から金曜、そして夜間に関しては大体平均的な数字を維持しております。したがって、そこのところはもう少し開拓したいなと思っております。
ことしの9月にオープンしたところが新しいアトラクションになっておりまして、そしてセガ・ワールドが新しいものとして出てきておりますが、これは来年2月、3月ぐらいにオープンするという1万平米ぐらいのカラムフリーの屋内のハイテク・ファミリー・テーマパークになります。そしてまた、同じような形で水族館の拡張も目指されておりまして、それによって地元の人を呼び戻そうとしているわけです。今であれば2年に一度ぐらいそういったシドニーの住民たちが帰ってくる程度でありますので、その拡張によって彼らを呼び戻そうというねらいもあります。
さらに、政府は先月、シドニー・コンベンション・エキシビションセンターの拡張にも
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